日本開発工学会は、ビジネスの創造に関する全ての事柄を研究する学会です。
具体的には以下の3点に集約することができます。
「開発工学」というと、一般に工学系の研究開発という印象がありますが、日本開発工学会は「開発工学」を工学系に限定するのではなく、もっと広く捉えて、技術開発、製品開発、商品開発を含めた総合的なビジネスの創造,社会的課題を含む,様々の課題を実践的に解決するためのソーシャルイノべーションについて研究する学会です。したがって、マーケティングから、組織、サービス、人材の育成などのマネジメントの領域も含みます。
21世紀の企業活動は、これまでのように、単に人々の利便に供するモノやサービスの生産にとどまることはできません。また、利益を上げればよいという単純な思考も許されません。人々の利便になることが、環境を破壊し、社会の倫理や秩序にとってよくないことであれば正当な企業活動とはいえません。売れるモノやサービスが全て善であるとは限らないからです。企業の利益は、社会的な利便と環境をバランスよく提供したことに対する社会からのお返しであると考えることが大切です。
日本開発工学会は、企業の利益と社会の幸福を両立させるための“ビジネスの創造”を追求します。具体的には次の育成を目指します。